14日目:エモいって何
こんにちは、雨です。晴れてますが。
朝起きてこのブログ書くのが習慣になったような気がします。続けると人間覚えてしまうものなんですね。継続は力なりを体感しています。
皆さんは、「エモい」って知ってますか?私はよく使います。
エモ=emotional、感情的が語源で、感情が揺さぶられる表現、感情が高まりすぎたときに使う俗語として若者を中心に使われています。
「この曲のサビがエモい」「このドラマエモすぎ」「そこでそれはエモすぎる、死ぬ」など、私が大学生になったあたりでよく耳にするようになりました。
エモいって使うなとたまに文句を言う人がいますが、仕方ない部類だと思います。人間が本当に高まった時って基本「猿」に戻るので何ももっともらしい言語が思いつきません。エモいという単語はそんな状態の中出てきた抽象的な単語だとしたら納得がいきますね。説明しきれない感情の高まりを具体的に描写できる単語はきっと存在しないのかもしれません。
ちなみにこのブログを書くたびエモい気持ちになります。BGMとして紹介する予定の曲を聴きながら書いているのですが、好きな曲は何回聴いても心に刺さりますね。一目(?)惚れだとか聞いてるうちに好きになるとか、音楽とは恋愛と同義かもしれません。ほんとに?
と、だーらだーらとエモについて語りましたが、今日紹介する曲もとてもエモい曲です。
エモ/Sorrows/Asako Yoshihiro
はいエモい。ここまで来ると適当に聞こえるかもしれませんが、イントロの1フレーズ目から伝わる哀愁と清らかすぎる歌声、それでいてバックのハードコア部分はBPMが速く、ボーカルの哀愁さを阻害せずむしろ引き立てる点がもう5000兆点くらいあります。英語なので伝わりにくいかもしれませんが、歌詞に絶望がにじみ出ていて非常に刺さります。初見(?)で歌詞聞き取れなくても刺さるんだから、聞けば聞くほど心が穴だらけになります。
個人的に激エモなのはイントロ中の雨の音、時計の針を戻すかのような(心が痛む音のようにも聞こえる)ギリギリという音、曲の抑揚が「絶望」というテーマを想起させる、心に刺さるところですね。タイトルのSorrowsも好きです。
ちなみにこんだけ語りましたが、音楽におけるエモはエモーショナル・ハードコアといってちゃんと確立されたジャンルです。1980年代、ワシントンでのハードコア・パンクのムーブメントを起源とし、当時はエモコアなどと呼ばれていたそうです。現在のエモは様々な音楽から影響を受け非常に多様性を持っています。
疾走感のあるバンドサウンドにシンセやピアノを用いた哀愁のあるメロディと情緒のあるボーカルを加えた音楽がエモの特徴で、そういったこともあるのか歌詞が内省的でセンセーショナルなものが多いことも特徴だそうです。(後半に関しては派生元のインディーロックがそうらしいですが)
ちなみにこれが起源となって「エモい」が出来たという説の方が有力だそうです、知りませんでした。元々はエモに近しい音楽を形容する際に使われていたそうですが、それが転じて今のスラングへと流れたようです。
そんな歴史を持つエモ。非常にエモいので聞いてみてください。次回もエモです。
ネクストブログ's ヒーント
「J」
ありがとうございました。