40日目:人間五十年

化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。

こんばんは、雨です。ここ最近雨が多いですね。

 

皆さんは敦盛をご存じでしょうか。決して動物と無人島でイチャコラするやつでもないし、誤爆して失礼しましたというアレでもありません。

敦盛は演目の一つで、幸若舞といわれる語りながら踊る室町時代から伝わる日本舞踊の一題材です。敦盛は平安時代末期、源平合戦にて登場する平清盛の甥「平敦盛」に関する話です。

詳しい話は割愛するとして、簡単に要約すると『戦ばかりの天下では苦しいことばかり、世は無常である』といった内容です。ざっくりまとめすぎたので気になる人は調べてみてください。

 

さて、敦盛といえばタイトルにも書いているように有名な文言があります。

「人間五十年 化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。」

人の世の50年の歳月は下天の一日にしかあたらない、夢幻のようなものだ、という意味になります。

このフレーズを見て織田信長が頭に浮かんだ人が多いと思います。信長公記では桶狭間の戦い前夜、戦の前では敦盛のこの一節を舞い、出陣をしたという文章が残っているほどです。

恐らく多くの方は本能寺の変で焼き討ちにあった際、自分の最期を覚悟しこの歌を舞ったというイメージを持っている方も多いようですが、どうやらここ最近の研究ではそんなことせず応戦していたという説もあり、真相は炎の中に、といったところです。

 

それが何の関係があるんだという話でしょうが、先日のブログをちゃんと読んだ人は覚えていると思います(そんな人はいません)。

ファンキーコタ/AKATSUKIを紹介した際に「家康がいるということは当然信長と秀吉をテーマにした曲もあります。」と書きました。何ならポップンにはN.ナーガというキャラすらいます。

先日までずっとトランスの流れだったのでちょうどいいかなと思いました。というわけで、今日はこの曲です。

謀叛トランス/NOBUNAGA/本能寺貴之

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前半のミニマルなフレーズのトランスが終わったと思えば、オペラ調のコーラスが始まり、後半になると両者が融合し曲はフェードアウトしていく。作曲、歌唱djTAKAという、彼の可能性を垣間見える1曲です。肝心の歌詞は聞き取れないのでわかりません。

 

信長というテーマ、曲から感じ取れる雰囲気でわかるように、本能寺の変での敦盛を舞った信長の言い伝えをモチーフにしているように感じます。キャラのN.ナーガのイメージ、信長自ら名乗った第六天魔王のように、曲中登場するオペラ調コーラスは「魔王」を意識しているのでしょうか。割とコーラス部分でネタにされがちなこの曲ですが、曲は非常によく、歴史的な部分と擦り合わせてみると面白い考察が出来そうで私は非常に好きです。

 

ちなみに魔王らしく、非常に難しく48の中でも上位を誇る難易度です。発狂自体はないものの難しい部分が非常に長く体力や精神面で大きく削られてしまう譜面をしています。譜面傾向はどちらかといえばポップンというより弐寺に近いので、いつか移植してほしいなあと思っています。

 

余談ですが、後にノートルダム尊道という方が「魔王/シューベルト」のアレンジを担当しますが、やたら声質が一緒なんですよね。ご兄弟の方なのでしょうか?第六天魔王ことNOBUNAGAを担当してる本能寺貴之とテーマも似ているし、偶然だなあ。そんな偶然あるんですね。不思議だなー。

 

というわけで試しにこんな時間から書いてみました。非常に疲れるのでもうやめようかなと思いました。明日からは再び朝から書くかもしれないし、昼かもしれません。

 

ネクストブログ’sヒーント

 

「ジジイダンク」

 

ありがとうございました。