76日目:ロービット

今日は午後休にしました。こんにちは、雨です。

実際研究生活がスタートして1週間と少しが経ちましたが、植物は8日で育たないのでめちゃくちゃ暇です。他の材料はそろってるのに時間だけが進む。

いきなり別の実験提案しても機材がないのと、借りに行くにもこの状況下だからなかなか訪問が難しそうだし大変ですね。そもそも実験サンプルがいないのが問題。

果たして間に合うのか!

 

という陰気臭い話はやめて、本編に入りましょう。

インダストリアルという単語はご存知でしょうか。私もちょくちょくこのブログで書いているのですが、和訳すると「産業の」という形容詞です。インダストリアルとここで書くときは「インダストリアル・ミュージック」というジャンルの意味で使用しています。産業音楽とは何なのでしょうか。

そもそもインダストリアルは音楽雑誌The Musical Quarterly がドミートリイ・ショスタコーヴィチの1927年の交響曲第2番 ロ長調十月革命に捧げる』を「産業音楽の高潮("the high tide of 'industrial music'.")」と呼んだときに最初に命名されたことが由来で、起源としてはかなり古いものです(ちなみに命名したのは1942年です)。この時はまだインダストリアルとしてはまだまだで、さながらクラシックのようなものでした。

後に1935年に登場する「鋼鉄の交響曲」では、楽器として4足の靴、2本のほうき、機関車の鐘、空気ドリル、コンプレッサーなどを用いたことで、より一層工場の雰囲気に近づきました。これをインダストリアルの初期形態としているようです。

 

後にドイツの電子音楽グループであるクラフトワークがこのインダストリアルを電子音楽に取り入れ、インダストリアルミュージックを確立させていくことになります。

歴史はここまでにしましょう。

 

インダストリアルには主にロック、テクノ、ハードコア(基本は同じですが)に分かれそれぞれが発達していきます。

今回紹介するのはインダストリアルテクノになります。3つの中では一番惹き込まれやすいジャンルという感じがしますが、好き嫌いが最も分かれるのも特徴です。

 

そもそもインダストリアルテクノはテクノミュージックの中でもかなり無機質なハードテクノの一つで、ノイズや金属音を中心に4つ打ち音楽の中でもかなり異質なジャンルとなっています。

もはやミニマルの部類にまで入るこのジャンル、ハードコアやロックのように明確なメロディーラインがないので好き嫌いは分かれると思います。ちなみに私は割と好きでした。たまに日本のハードコアアーティストもやっている気がします。

 

ちなみにこれはインダストリアルテクノを探しているうちに見つけたいい曲です。

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さて、話が長くなってしまいました。

インダストリアルテクノという名前ではありませんが、ポップンには(正確にはjubeatと同時収録ですが)こんな曲があります。

 

ロービットサンプリング/HEAT-BIT-HIT-BEAT/V.C.O

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8年前のイベント「APPEND TRAVEL」でポップン枠として登場した楽曲ですね。8年前…?うっ頭が。

流石にインダストリアルテクノで音ゲー曲を(しかも今回はイベントに合わせた曲ということもあり)用意するにはいかないので、多少音ゲーナイズドされましたが雰囲気は伝わるかと思います。

個人的にはインダストリアルテクノより工場感が強く出ていてかっこいいと思うのですがどうでしょうか。音源はロービット(≠チップチューン)のサンプリングを基に作成したもので、iPadでのサンプリングソフトで作成したとのコメントもあります。弘法筆を選ばずとはこういうことなのでしょうか。

 

ちなみに、曲は4-3-3-4拍子と変化しており、曲名の文字数も4-3-3-4で面白い言葉遊びだなあと思います。こういうことができる作曲家になりたい。

 

余談ですが、先ほど書いたAPPEND TRAVELって何?と思う方もいるかと思いますがPVがちゃんと用意されていますのでそちらをご覧ください。

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わからない?そんなあなたにはサイトを用意しておきます。

p.eagate.573.jp

というかまだ生きてたのかこのサイト。

 

そんなこんなで今日はここまでにしましょう。ご清聴ありがとうございました。

 

ネクストブログ’sヒーント

 

「糸」

 

ありがとうございました。